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Security · Design Principles

止まるときは、閉じて止まる。

回線に直列で入る機器は、壊れたときにどちらへ倒れるかを先に決めておく必要があります。Tate の標準構成は、閉じる側です。その選択が何を代償にしているかも、あわせて書きます。

secure by default

設計原則

fail-closed

標準構成では、箱が壊れれば通信も止まります。無検査で素通しになる窓は開けません。その代わり、この区間では Tate が単一障害点になります。通信の継続を優先する区間には、障害時に物理直結へ切り替わる HWバイパスNIC(fail-open)を選べます。

遮断は劣化しない

管理機能が停止しても、適用済みポリシーによる遮断はそのまま継続します。管理の障害が、判定の劣化に直結しない構造です。

自己完結

GUI・CLI・mTLS API をアプライアンスに同梱。追加サーバーは不要です。構成要素が少ないほど検証も更新も把握もしやすいので、箱の中身は小さく保っています。

SBOM・サプライチェーン

SBOM を同梱し、依存関係を開示します。何でできている機器なのかを、現物と一緒に確認できます。

honest limits

できないことを、先に言います。

導入判断に必要なのは、効能の一覧と同じ量の「効かない場面」の一覧です。以下は運用で回避できる不具合ではなく、この方式が構造として持つ範囲です。

  • 01

    TLSは復号しません。「どこへ繋ぐか」は見えますが、「何を送るか」の中身は見えません。

  • 02

    ドメイン単位の制御です。同一ホスト上のパス別 webhook は区別できません。

  • 03

    allow-list 内の正規宛先が悪用された場合(公認LLMへ秘密を送る等)は、ネットワーク層だけでは捕捉できません。

  • 04

    通信主体がAIか人間かを自動判定しません。対象は設置場所と運用者の宣言(公認リスト)で定義します。

  • 05

    ネットワーク許可リストは被害範囲(blast radius)の限定であって、内容検査ではありません。

  • 06

    将来 ECH / DoH が普及すれば、SNI の可視性は低下する可能性があります。v1 は DoH / QUIC の遮断で対処します。

stance 限界がはっきりしていれば、足りない範囲を別の層で埋められます。多層防御は、そこから始まります。

そもそも Tate が向かない構成もあります → Tate が向かないケース